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通訳の歴史2

第二次世界大戦後の通訳者の姿を紹介します。

ボランティア通訳
日本では、「コミュニテイ通訳」という職種は確立されていません。在日外国人を対象にした通訳サービスを各自治体が、「ボランテイア通訳」「善意通訳」を募ることにより、無償で実施するようになっています。しかし海外の状況を見ると、「コミュニテイ通訳」の規範と責任には厳しいものがあり、素人の無料サービスに頼るのではなく、本来はプロフェッショナルが行うべきことだと考えます。
通訳者への理解
同時通訳者の存在が一般的に知られるようになったのは、1969年のアポロ宇宙中継でした。その後の湾岸戦争で一躍知られるようになった放送通訳と異なり、人類初の月着陸の際は、各局のテレビ画面にヘッドホンを装着した同時通訳者の姿が登場し、それでなくても宇宙からの交信を聞こうとテレビに釘付けになっていた人々に対する衝撃は大きいものでした。しかし、このことは通訳という仕事が必ずしも正確に理解されませんでした。宇宙からの声を同時通訳する姿が神業であるかのような印象を植え付け、普通の人間にはできないことをやる不思議な人たち、というイメージを与えることになってしまいました。
通訳者の現状
1970年の大阪万博などで大量に通訳者が必要とされたことから、学生アルバイトの通訳者が大勢駆り出されました。結果として何らかの形で通訳実務を体験した層が広範囲にわたり、「通訳」というものが身近になったと同時に、英語が出来れば誰でも簡単にできる仕事としての通訳観も広まりました。通訳を必要とする状況にあっても、「同時通訳ならともかく、普通の通訳なら、あの人で十分出来る」と周囲にいる海外からの帰国子女や留学経験者などに気楽に依頼する風潮が生まれました。通訳は同時であれ逐次であれ、言語と文化に関する専門性が不可欠であることへの認識が欠如したまま現在に至っている、というのが実情です
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